千里市民フォーラム › サロン (3/26土)サロン「老年的超越とは?」を開きます!

2022年03月11日

(3/26土)サロン「老年的超越とは?」を開きます!

(3/26土)サロン「老年的超越とは?」を開きます!


3月サロンは、大阪大学・老年・総合内科学・赤坂憲(あかさかひろし)先生を招いて「老年的超越」について考えます!

以下、3月サロンのテーマの提案者である加福さんからのコメント
「人生100年時代(若い世代の人も、高齢者も、後期高齢者も超高齢者(85歳以上))を経験する時代にあって老年医学では超高齢者をどのような存在ととらえ、老年科で私たちはどのような診療を受けることができるのでしょうか。
(老年医学では、高齢者の定義は65歳以上。75歳以上を後期高齢者、85歳以上を超高齢者としている)

老年医学の最近の調査研究によると、人が目指す老年・超高齢期の過ごし方は一つではなく、幾つかのタイプがあることがわかってきました。

1.生涯現役を目指す(いわゆるピンピンコロリ)
2.心身が衰えても新しい発展段階としての自己の確立を目指す。(米国・エリクソン)
3.心身の衰えを受入れ「老年的超越」という新しい境地に自ずと達する。(スエーデン・トルンスタム)

(老年的超越:トルンスタムの説明によると)
「1.宇宙意識の変化」「2.自己意識の変化」「3.社会との関係の変化」
以上の変化は、努力して得られるものではなく高齢者に内在する諦念から自ずと生まれるものであり、自ずと獲得していると気付くもの。

超高齢期の過ごし方のどれが正しい、優れているということではありません。

全ての年代の方が超高齢者(85歳以上)を経験することになる人生100年時代にあっては、老年期・超高齢期の過ごし方は一つではないこと、特に老年的超越という境地の存在を理解して頂くことが必要なのです。

そして高齢者の生き方に多様な選択肢が創出されるなら包括的なまちづくりにもつながるのではないでしょうか。


参考
・「老年的超越(gerotranscendence)とは,高齢期に高まるとされる「物質主義的で合理的な世界観から,宇宙的・超越的・非合理的な世界観への変化」を指す。(増井幸恵・都立健康長寿医療センター研究所研究員)


「老年的超越―老年医学の最近の動向―」

3月26日(土)19時〜
オンラインZoom

*こちらのフォームからお申し込みください。


大阪大学・老年・総合内科学の赤坂憲(あかさかひろし)先生から「老年的超越」について話していただきます。

人生100年時代にあって、老年期・超高齢期の過ごし方は一つではないこと、特に老年的超越という境地の存在を理解することを通して、高齢者の生き方に多様な選択肢が創出されるなら包括的なまちづくりにもつながるのではないでしょうか。

それを考えるきっかけになるサロンにしたいと思います。


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Posted by 千里市民フォーラム at 17:54│Comments(0)サロン
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