千里市民フォーラム › 2021年01月

2021年01月25日

(2/20・土)運営委員会を開きます!


2月20日(土)14:00~16:00
オンライン Zoom


・コロナ禍を鑑みて、オンラインでの運営委員会といたします。
→参加をご希望の方は、フォーラム事務局メールまでご連絡ください。
senriforum@gmail.com

どなたでも参加いただけます!

検討内容:次年度の役員体制、今後の活動について等



Posted by 千里市民フォーラム at 11:44│Comments(0)運営委員会

2021年01月20日

サロン「千里ニュータウンのイノベーション」を開きました!(1/16)

1月16日(土)14:00~16:00
オンライン開催
参加者35名(うち行政14名)

1月サロンは、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が大阪府にも発令されたため、会場を千里コラボからオンラインに変更して開催しました。

「千里ニュータウンのイノベーション
 〜地域コミュニティと近隣センター〜」


千里ニュータウンの再生を研究されている大阪大学大学院 建築・都市デザイン学講座の木多道宏教授に話題提供をしていただき、近隣センター・地域コミュニティの活性化について考えました!


●まず木多教授から
谷戸(やと)と呼ばれる谷底低地を開発して生まれた千里ニュータウンの成り立ち。
千里の近隣センターは診療所や商店、学校と連携して「コミュニティの核」の一端を担うことを期待する。
イノベーションとは、AIといった技術などにより社会が変わること。
地権者の所有権と土地の利用権を分けた「香川県丸亀町商店街再開発」の紹介。
近隣センター全体を1つの谷戸として経営するような組織にしてはどうだろう。

といったお話を聞いた後、参加者で発言を重ねました。

○最近の近隣センターは
・必要なものが揃わなくなってきた。
・地域とのつながりが薄くなっている。
・藤白台近隣センターは2002年の建て替え後も、シャッターを閉じているところがない。
→どうしてうまくいっているのか研究に値しそう。
・東町近隣センターは建て替え中。
・各地で定期借地の建物がある。期間が終わってからどうなるか心配。
・集合住宅によってコミュニティが分断されている面もある。
・欧米は宗教が中心にあるが、日本の場合はそうではないからコミュニティが成り立ちにくい。
・日本のコミュニティは、コンビニかもしれない。

○元気なお店もある
・桃山台の近くに2019年5月に開業したカフェと創作系の就労支援を担う店舗「Makers+」では、地元のつながり、声かけなどコミュニケーションを大事にし、散歩のついでや学校帰りの子供まで幅広い客層となっている。
・藤白台の飲食店「ポルトルーシュ」 、新千里北町のカフェ「CAFE STEEN」も地域住民によく利用されている。
・食べる場所は重要。

○近隣センターにあればいいな
・定年後に地域に帰って経験を若者に教える場。
・買うことだけじゃなく、集えるような場。
・アカデミックな学びをしたいシニア層もいる。
・これからのシニアが新しいことを作っていく場所になってもいい。
・自分が得意なことをワークシェアするなど、やりたい意欲を実現できる場所が作られたら。
・近隣センターにも、コンビニのようなファストさがほしい。
・人が集まらないとあたたかいものは生まれないし、ファストなところがないと人は集まらない。
・芝生を敷いて、コンビニがあれば人は集う。(大阪城公園のように)
・お金のかからない仕掛け、施設を公共で作ってほしい。
・そうめん流しなど昔ながらの文化を体験するイベントがあれば楽しい。
・近隣センターは、1つの町に2箇所あってもいい。
→もともとは2箇所の予定だった。

・一般企業への就職が難しい方への就労継続支援A型事業所があればいい。
・訪問介護ステーションや銭湯を作っていくことも、コミュニティの形成につながる。
・小学校がコミュニティの拠点になるべき
・PTAのなり手が少なくなっている。地域が担ってもいいのでは。

・南丘近隣センターでは、大阪府都市整備推進センターがテナントを管理。
・行政が借り上げたうえで、民間がカフェをするなどして居場所作りをしている。
・ハード面の援助があれば、ソフト面を活かせる。
・地域コミュニティに関心のない冷めた視点を持つ人も必要。第三者的目線だからこそ気付くものがある。

○千里だからできるかも
・千里ニュータウンの人口は増えている。
・交差する街区があり、人が必ずいる歩いて暮らせる町。
・地域の健康を維持していけば、安全・安心にもつながる。
・千里外に働きに出ていた人が、テレワークで千里にいる。
・職場が千里になりつつある。
・千里には議論できる土壌があることも強み。




地域コミュニティと近隣センター活性化のヒントを探る議論は尽きません。

いつどこでも人のつながりを感じるコミュニティがあれば、未来の希望が開ける。そんな千里になってほしいなと思いました。


木多教授ありがとうございました!



2月はサロンの予定でしたが、オンライン運営委員会とします。
*詳細確定次第お知らせいたします。


Posted by 千里市民フォーラム at 17:13│Comments(0)サロン