2012年04月29日

「千里ニュータウン展」吹田市立博物館 10/13-11/25

千里ニュータウンはこの秋、まちびらき(入居開始)から50年を迎えます。

この節目を皆で盛り上げてお祝いしよう!と、千里市民フォーラムの会員からも多数が市民主体の「50周年記念事業実行委員会」に参加して活躍しています。

この一環として南千里駅前にできる「千里ニュータウン情報館」や本物の団地の一室で「千里ニュータウンタイムスリップ展」を行う企画が進んでいますが、それとは別に、吹田市立博物館でも(仮称)「千里ニュータウン展」の企画が進んでいます。

同博物館では2006年春、市民企画で「千里ニュータウン展」を行い、44日間の会期でそれまでの2年分の入場者を集めるなど大好評を博しました。

今回、50周年実行委員会の「千里ニュータウンタイムスリップ展」と博物館の(仮称)「千里ニュータウン展」は、お互いに連携しつつ重ならないように、2つ回ると3倍面白い!…みたいなことにしていくものと思われます。

博物館のほうでも市民による実行委員ボランティアを募集しているとのことで、回ってきたお知らせの内容をご紹介します。(50年事業委員会のほうでも、ボランティアを募集しています!)
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平成24年度(2012年度)秋季特別展
(仮題)千里ニュータウン展
―60'sの未来像といまの未来像―
特別展ボランティア実行委員を募集


吹田市立博物館では、吹田市と豊中市にまたがる千里ニュータウン関連の特別展ボランティア実行委員を募集しています。展示や関連イベントの企画・運営など、秋の特別展を一緒に作りませんか?活動期間は2012年5月~12月です。特別展の会期は10月13日(土)~11月25日(日)の予定です。また、活動場所は主に吹田市立博物館内です。

お申し込み
はがきかファックスかE-メールに「秋季特別展実行委員」と明記のうえ、住所、名前、電話番号を書いて同館へ。初回会合(5月開催の予定)からの参加は4月30日(月)必着です。それ以降も受け付けます。

吹田市立博物館 担当:五月女(さおとめ)
〒564-0001 大阪府吹田市岸部北4-10-1
TEL:06-6338-5500(代表) FAX:06-6338-9886
ckaxj800@sutv.zaq.ne.jp

展示趣旨
吹田市・豊中市にまたがる千里丘陵に立地する千里ニュータウンは、今年、まちびらきから50周年を迎えます。千里ニュータウンの形成は、日本最初の大規模ニュータウン開発として、新住宅市街地開発法の初適用など、その後の日本各地のニュータウン開発に大きな影響を与えました。

一方、昭和37(1962)年の初入居から半世紀を迎え、住民の年齢構成の変化、ニュータウン周辺の都市化、地域商業の衰退と再生、交通網の再整備などの現象が進行しています。千里ニュータウンがこれまでに経験してきたこのような様々な現象や、今後経験することになるであろう多くの現象は、日本各地の郊外住宅地が抱える現象の“鏡”として象徴的に捉えることができます。

本特別展では、ニュータウンの他、団地などの郊外住宅地が形成され得た理論的・歴史的背景や、市民生活に与えた影響、また、その後の展開と将来的展望などについて、国内外他地域との比較の視座を含めて検討します。
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…さあ、あっちでもこっちでも「50年」!日本最初の大規模ニュータウンである千里が、もう一度日本や世界からも注目される絶好のチャンス。皆で盛り上げていきたいですね。

実行委員募集チラシはこちら。(pdf)

(奥居)


Posted by 千里市民フォーラム at 16:40 │その他

2012年03月07日

3/17(土)13:30-、新入会員歓迎交流会を行います!

大フォーラムも終わり、皆さんおくつろぎのことかと思います。

千里市民フォーラムでは毎年新しい会員をお迎えしていますが、お互いに顔を合わせてゆっくり自己紹介もしていただこう!…という趣旨で、「新入会員歓迎交流会」を行います。

3月17日(土)13:30-
北千里駅前・ディオス1番館3階「パーティールーム」

駅改札を出てバスターミナルに向かい右手、デイリーヤマザキの角を曲がって「りそな銀行」横の階段を上ってください(改札階が1階です)。

参加費:無料…フォーラム会計から出します!太っ腹!

※新入会員だけでは「歓迎会」になりません!どなたでもお越しください。

趣向:皆さんお国自慢の芸を披露…したい人はしていただいてもいいですが、特に考えていません!大円陣の自己紹介と、歓談タイムをやろうと思っています。ざっくばらんな場ですので、どうぞ気張らずに…

出席希望の方は、このブログのコメント欄に書くか、フォーラムのメーリングリストが届いている方は、メーリングリストにご返信ください。(柿の種の準備のため)

皆さん、お待ちしていま~す!どんな人がフォーラムにはいるのかな…?

(奥居)


Posted by 千里市民フォーラム at 09:30 │その他

2011年11月04日

「ニュータウン人・縁卓会議 in 泉北」(10/30)-2.

こちらの記事からつづく)

府営住宅を改造した「高齢者生活支援住宅 美樹の園

室内に入るとシンプルな中にもモダンでキュートな快適空間が広がっていました。高齢者施設ーっ!という感じがしないですね。これ、築約40年の団地の改造なんです。設計企画には、大阪市立大学の研究室も協力しています。住戸1戸分を2つのユニットに分けて、カギのかかる空間で2人までが滞在できます。窓の外は、フツーの団地。

浴室は共同浴室形式

1階の住戸を改造した共用区画、施設全体の受付の奥に設置されています。各戸別のお風呂は撤去されています。これはそのほうが各部屋が広く使えるのと、浴室内で事故がおきたときに係員の目が届かない…という事態を避けるため。

実は食事も近所の近隣センターのレストランまで行くか、そこから取る形式になっていて、わざと「住戸の中だけで生活が完結しない」やり方にしています。

階段室型の(エレベーターがないままの)団地の数戸を改造した高齢者施設、階段は上らないと部屋にたどりつけないわけですが、その程度の元気があれば、ひとつの建物の中でサービスをすべて完結させないほうが気分転換にもなるし体も弱らない…という「逆転の発想」は新鮮でした。たとえばふだん同居している子供世帯が旅行に行くときなどの短期の利用からを想定しているようです。

近隣センターの空き店舗や近くの団地の空き部屋を再活用して、高齢の人も見守られながらご近所で暮らせるように…ということで「新・近隣住区理論」。泉北ニュータウン、新しい試みが始まっています!

さて「縁卓会議」本番!

今回の「ニュータウン人・縁卓会議」のテーマは、「防災におけるニュータウンの可能性」。槇塚台(まきづかだい)校区自治連合会の会長、西野建造さんから、さきほど見学した高齢者支援モデル事業の説明もありました。槇塚台地区は泉北ニュータウンの中でも駅から離れていて65歳以上高齢化率は44%にも達していますが、自治会への加入率は93%もあるそうです!この健闘ぶりには、日本のコミュニティのフロンティアがあるのではないでしょうか。

宮城県から来られた建築家・渋谷セツコさんのお話

渋谷さんは仙台郊外の亘理町荒浜地区にお住まいで、ご自宅も津波の被害に遭われました。にもかかわらず震災直後から貴重な記録を取られ、防災とまちづくりの話をするために遠路はるばる大阪まで来られたのです。「津波で流れてきたがれきは全部、もとは人がお金を出して買ったものばかりなんです」「私が暮らしている町はニュータウンではありませんが、これから復興して造られるのは、ニュータウンのような町になるでしょう。未来のニュータウンから私は来ました」と、経験者ならではの力のこもった言葉に、聞き入ってしまいました。

阪神大震災を経験した西神ニュータウン大海さんのお話

スライドに出ているのは16年前の震災直後の「さんちかタウン」(三宮の地下街)の様子。大海さんは現役時代、神戸市におつとめで神戸のニュータウン計画に関わり、今は西神ニュータウン研究会の代表として、住民+専門家の立場から、ニュータウンのまちづくりに活躍しておられます。神戸都心部が震災で甚大な被害を受ける中、郊外のニュータウンが「バックアップ都市」としての機能を果たしたことを、16年前のこととは思えない迫力で語っていただきました。

大災害は一生のうち頻繁にはなく、また頻繁にあっては困るわけですが、それだけに経験者が記憶と記録を語ることは、「つぎの減災」のためにとても必要なことです。

5回目となる今回の「ニュータウン人・縁卓会議」では、「防災におけるニュータウンの可能性」という難しいテーマでしたが、「まちをつくる」立場に立ってきた皆さんが「町を失う」事態を超えて何ができるのかを語り合った、内容の濃い集まりだったと思います。

ほかの町、ほかのニュータウンと交流することは、千里ニュータウンにも多くのヒントやアイデアになります。逆もまた真なり。そして全国に「ニュータウン仲間」がいると感じることは、何より楽しいことです!これからも、いろいろな交流が続いていきますように。

(報告:奥居)


Posted by 千里市民フォーラム at 16:30 │その他

2011年11月03日

「ニュータウン人・縁卓会議 in 泉北」行ってきました!

「ニュータウン人・縁卓会議」は2006年、全国のニュータウンで縁のある人たちが集まって話そう…と、多摩ニュータウンの呼びかけで始まり、今回の泉北が5回目(千里は2008年2月、第2回を行っています)。

千里市民フォーラム関係からは13名が参加。泉北ニュータウンは大阪府企業局が千里に続いて開発した「弟分」というか「続編」というか…やっぱり気になりますよね~。

まずは午前中の「バスツアー」でスタート!

泉北は千里より大きくて16住区もあるのです。計画人口は18万人、現在の人口は14万人弱。3つの「地区」が丘の尾根筋にコッペパンを並べたように並んでいて、その間の谷筋にある旧村とシマシマになっています。広いニュータウン+周辺を、バスで効率的に案内していただきました。多摩、筑波などかずかずのニュータウンの計画に関わり、縁卓会議の発足にも関わられた御舩哲さんも参加されてます(前方の帽子がトレードマーク)。

バスは槇塚台(まきづかだい)の近隣センターへ…

この近隣センターは隣の晴美台(はるみだい)の近隣センターと幹線道路をまたいでつながっていて、千里の竹見台と桃山台の近隣センターとよく似た構成になっています。やっぱり兄弟なんだな~。

槇塚台は泉北の中でも駅から遠く、高齢化も進んでいるのですが、この立地を逆手にとって、いま新しい試みが始まっています。

案内されたのは近隣センターのコミュニティ・レストラン

まだ新しくて、とってもオシャレ…。近隣センターの空き店舗を改装したというあたりは、千里のひがしまち街角広場に似ていますね。隣の区画はキッチンです。

高齢化する住区の中に飲食店がないという状況を変え、近隣センターを中心に町を暮しやすくリフォームしようという試みの一環です。名づけて「泉北ほっとけないネットワーク」というプロジェクト。

手を広げて説明しているのは、今回の縁卓会議で事務方の労をとってくださった泉北ニュータウン学会の西上孔雄さん。泉北ニュータウン学会は千里市民フォーラムの仲間みたいな存在でしょうか。「学会」という名前ですが、いろいろな部会に分かれて活動を行っています。

つづいて一行は隣の府営住宅へ…

外から見ると千里と似たような府営住宅の一画ですが、1階のベランダには「高齢者生活支援住宅 美樹の園」の看板が出ています。

これは府営住宅の空き部屋を改造して、オシャレなショートステイの拠点にしているのです。ここがこのバスツアーのハイライト!ではさっそく階段をトントンと上ってみます。

団地の一室の扉を開けると…


そこにはびっくり、超モダンな空間が!思わず皆シャッターを押してしまいます。さらに中に進むと…

つづく

(報告:奥居)


Posted by 千里市民フォーラム at 10:51 │その他

2011年10月18日

ニュータウン人・縁卓会議 in 泉北(10/30)のご案内

10月のサロンは、泉北ニュータウンで開かれる第5回「ニュータウン人・縁卓会議」…全国のニュータウンから参加者が集まります…への参加をもって代えることにいたします。→詳細



●「見学ツアー」→「フォーラム」→「懇親会」の三部構成

●「見学ツアー」「懇親会」は事前申込が必要ですので、「各自で」、直接先方の事務局(泉北ニュータウン学会)に申し込んでください。
office@senbokunt.jp

※千里市民フォーラムで取りまとめはいたしません。
※「見学ツアー」への申込か、「懇親会」への申込か、はっきりと先方に伝えてください。
※特に見学ツアーは定員がありますので早めにお申し込みを!

◎午後のフォーラムで千里ニュータウンからの登壇者は、「千里すまいを助けたい!」の片岡誠さん(千里市民フォーラムメンバー)が出られます!(登壇者に変更がありました)
◎千里ニュータウンに関する説明展示も行う予定です。

同じ大阪府が造った「千里ニュータウンの弟分」、泉北ニュータウンを見に行きましょう!

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第5回 ニュータウン人縁卓会議 in 泉北

開催テーマ「防災におけるニュータウンの可能性」
開催日:平成23年10月30日(日)
場 所:泉ケ丘センタービル 大集会室

主 催:第5回 ニュータウン人縁卓会議 in 泉北 実行委員会
後 援:堺市南区役所、大阪府都市開発株式会社・泉北高速鉄道、堺市、大阪府
協 賛:大阪府タウン管理財団・大阪府都市開発株式会社・大阪府住宅供給公
社・UR都市機構

○泉北ニュータウン内見学ツアー 10:00~12:00(マイクロバスで30名予定)
 泉北ニュータウン内で、まちづくりとして参考になる事例を見学
 集合場所10時 光明池駅 改札前
 10:10 バス発車→泉北1号線→美木多の旧街道を通過→槇塚台へ10:30
 槇塚台で近隣センター・府営住宅・戸建て住宅見学 45分
 11:15 槇塚台発車→はるみ小学校・晴美台東小学校→ラーメン博物館跡地
→ヤングタウン
 11:30 すえむら博物館前・大蓮公園で下車→公園・緑道→泉ケ丘噴水広場
 30分
 12:00 泉ヶ丘センタービル着、その後昼食タイム(各自)

○第1部 13:00~14:20 80分
 参加費:資料代として 500円/人 (1部~3部の事例発表をまとめた冊子を配布)
 開会 実行委員長 小田章 会長
 泉北ニュータウンに関する事例紹介
 1.泉北ニュータウンの概要 堺市南区役所 戎野区長 20分
 2.泉北高速鉄道の役割と課題 大阪府都市開発株式会社 堀之内社長 20分
 3.防災についての取組・槇塚台モデル事業 槇塚台連合自治会 西野会長 20分

○第2部 14:30~15:30 60分
 震災経験者による講演
 1.仙台市にお住いの建築家 30分
 2.西神NTにお住いの方 30分

○第3部 15:30~17:00 90分
 全国のNT代表者によるパネルディスカッション
 「防災におけるニュータウンの可能性について」
 コーディネーター:佐藤先生(大阪市立大学)
 パネラー、つくばNT,多摩NT,千里NT,西神NT、仙台市NT、泉北NTなど5名程度

○懇親会
 17:30~19:00 90分 
 会場:プールヴー
 参加費 2,000円 (飲み物・食べ物代) 乾杯挨拶 森口会長

○入口にて全国の各NTでの先進的な取組事例、泉北NTの事例をポスター展示 計20枚程度



Posted by 千里市民フォーラム at 02:35 │その他

2011年04月11日

震災で関西へ避難してきた方に住宅の提供を。

千里市民フォーラムのメンバーでもある片岡誠さんがひきいるNPO法人「千里すまいを助けたい!」では、震災で関西へ避難してきた方に、一般の方から提供していただける住宅を募集しています。

この活動は3月24日付の朝日新聞でも紹介され、関西一円、京都や滋賀からも大きな反響が集まっていますが、本拠地の千里界隈では、なぜか提供の申し出が出てこないそうです。

この活動は、一定の期間、低廉な条件で今使っていない住宅を被災された方のために貸していただくもので、緊急の施策ですから詳しい条件は個別に相談に乗ります…とのことです。

使っていない住宅(間貸しでも個別に応相談とのこと)がある方は、「千里すまいを助けたい!」のブログ記事をお読みになって、片岡さんに連絡を取ってみてください。千里市民フォーラムでは千里をベースに活動しているグループ、団体を応援していますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(片岡さんを応援している奥居)



Posted by 千里市民フォーラム at 23:49 │その他

2011年04月11日

千里ニュータウンまちびらき50年企画委員会に参加しませんか?

皆様お気づきのように、千里ニュータウンは来年の2012年秋、1962年のまちびらき(入居開始)から50年を迎えます。千里ニュータウンは日本で最初の大規模ニュータウンですから、それはつまり「日本のニュータウン半世紀」の記念すべき節目です。

「千里ニュータウン再生連絡協議会」(大阪府、豊中市、吹田市、UR、大阪府住宅供給公社、大阪府タウン管理財団)では、この節目にどんなことやったらいいかを企画する「委員」を募集しています。

応募要項は、こちら!
●(吹田市HP
●(豊中市HP
※デザインは違うけど中身は一緒!

応募はカンタン、4月15日(金)までに200字程度の作文を書いて送るだけ!(もちろん中身がちゃんとしてないとダメです。)関係者一同は千里ニュータウンが本当に好きな皆さんの応募を心待ちにしています。(吹田、豊中両市に在住、在勤、在学している人で委員会に出られる人が条件です。)

昨今どこもお金はないのでゴージャス企画はしんどいようですが、お金はなくても知恵はある…という企画を考えてみませんか?謝礼は一切出ないようです。ほんとに、愛あるのみ。私もこれから200字書いてみようと思います。一緒にチャレンジしましょう!

募集要項はこちらから。(pdf)

(奥居)


Posted by 千里市民フォーラム at 01:08 │その他

2011年04月08日

吹田市、豊中市の震災支援等について

震災発生後、多くの方々が震災支援について様々な支援活動に参加したり、また、新たな支援活動の提案や呼びかけが行われていますが、行政側の情報提供不足などもあり、一部には同一趣旨の提案も見受けられます。こうした皆さんの被災者・被災地支援へのお気持ちがより有効に機能するよう行政側の対応もご確認いただければと思います。

吹田市、豊中市では、各市のホームページを通じて、その内容を公表していますので、ご一読いただければ幸いです。

吹田市
豊中市
大阪府

※義援金等の受付に関しては、インターネット上や郵便局などで直接参加できる方法も多数あり、千里市民フォーラムでは行っていません。それらの方法をご利用ください。

(H+奥居)


Posted by 千里市民フォーラム at 02:07 │その他

2011年03月22日

震災に際して

今回の震災ではお怪我ありませんでしたか。

戦後最大の災害ですから、知人や親戚が被災された方も多いと思いますし、関西でもこれから長期・広範にわたって生活や仕事に影響が出てくることと思います。

そこで皆様にお願いです。(僕があえて言うことなのかどうか、わかりませんが)

あわてて買いだめなどの行動に走らないでください。
一時的、部分的に品不足などが起きることはあっても、日本全体ではモノが足りないわけではありません。買いだめは間接的に被災地の人たちをますます窮地に追い込むことになります。「千里でまたトイレットペーパー騒動」なんてことになったら、自分たちが何年も恥ずかしい思いを抱えることになります。

デマや噂話に乗らないでください。
私は広告屋だからよく思うのですが、情報に敏感であろうとする人ほど、この手のものに、弱いのです。それで千里の人たちは、けっこうふだんから情報に敏感だと思います。いまは(16年前の「阪神」の時に比べても)飛躍的に情報を得る手段が多様になっています。ですからあわてないで、一歩立ち止まって「ほんとかな?」と点検してみる。別のルートでチェックしてみる。常識的にどうなのか、考えてみる。自分は大丈夫、と思っている人ほど、あぶないです。

もしご近所などに避難の人たちが来ることになったら
ただでさえ命からがら故郷をおいて遠く逃れてきた人たちなんですから、ぜひとも温かく迎えてあげてください。これからどれぐらいそういう人が出てくるかわかりませんが、いま避難している人たちは「阪神」のときの1.5~2倍になっています。関西は遠いですが、首都圏や東日本は「計画停電」で被災地以外の機能も数ヵ月はスローダウンせざるを得ない状況です。そうすると当然西日本にも相当数の人がやってくるでしょう。

とくに福島県に関しては原子力事故で風評被害も心配されていますがくれぐれも「人として」恥ずかしくない言動を取ってください!

◎橋下府知事は府営住宅を府全体で2000戸、避難用に提供すると打ち出しています。
公社や市営住宅でも…(数は少ないですが)
URでも…

このほかにも個人的に避難を受け入れる方もあるでしょう。もしそんな方が身近にあったら、フォーラムなどにも連れてきたり「地域の輪」に入れてあげましょう!

千里なんてもともと「よせあつめ」の町なんですから。今こそ千里の良さを発揮していただくよう、心からお願いいたします。私も微力ながら、できることをやろうとしています。

皆さんも余震や健康に気をつけてお過ごしください。


16年前の震災で、避難所に積まれた消息確認用の貼り紙用紙がありました。



これは私の会社の大先輩2名(千里在住)が「広告屋として被災地で役に立てる方法はないか…」と悩んだすえ、貼り紙だらけになっている避難所でよくわかるように専用の用紙をつくり、現地に持ち込んだものです。

「日本語版」と「英語版」があり、サイズはそれぞれA3とA6の2種類。ハガキぐらいのしっかりした厚めの白い紙に刷ってありました。

ソーシャル・メディアが普及して16年前とまったく情報環境が違う今回も、やはり激甚地では電気仕掛けのものはあてにならず、プリミティブな「張り紙」は役には立つと思います。今避難所にいる人たちは「阪神」のときの1.5-2倍になっているようです。しかし現在デリバリーの方法がありません。紙で刷って持ち込むにしてもデータで送って現地で刷るにもどちらも難しいです。

しかし何か現地の負担にならない方法があればと思い、再現データをjpeg画像とPDFでここに貼っておきます。自由にご活用ください。(PDFはこちらから)

※ITを使って、避難している方の消息検索をしたい方はこちら

(奥居)


Posted by 千里市民フォーラム at 02:03 │その他

2011年01月04日

2011年の千里市民フォーラムは…

みなさん、あけましておめでとうございます!

寒い年越しとなりましたが、お元気で年を越されたことと願っています。代表の奥居からご挨拶を申しあげます。



2010年のふりかえり

昨年、千里市民フォーラムは、「千里」と「フォーラム自身」の再活性化をテーマに、役員の陣容も新たにいろいろとやり方を変えました。
定例会となっている「土曜サロン」により多くの方が関心を持っていただけるよう、各回ごとに運営委員が責任担当制をとり、「千里にとって今必要なこと」「これから必要になること」を皆で話し合ってテーマを決めました。
これまで毎年、年の後半は2月の「まちづくり市民フォーラム」のための運営委員会を定例会とし、「土曜サロン」は行っていませんでしたが、これを両方やるように改めました。
メーリングリスト、ブログ、FAX等により、広報にもこれまでより力を入れています。
→…この成果あって、土曜サロンには昨年比倍ぐらい?の方にご参加いただいています。ありがとうございます!

2011年の千里市民フォーラムは…

「千里ニュータウンまちづくり市民フォーラム」
→2月26日(土) 北千里パフォーマンスホール

フォーラムの年間最大イベント!今回のテーマは「子育て」。「子育て×千里なう」と題して、若い世代も昔子育てをした世代も、皆で「千里で子育てすること」の可能性や課題を考えます。
千里はいま「高齢化」が大きな課題となっていますが、まちがうまく回って継承されていくためには、「新しい世代が来たくなる」まちであることが不可欠だからです。経済や社会環境が厳しくなり、いま子育てをすることは、昔とは違う「大変さ」がたくさんあります。皆でまちの未来を考えるために…。「もう40年前に終わったわ…」という方も「まかせきりだったなあ…」という方も「独身なんだけど」という方も、ぜひご参加ください。

「まちづくり市民フォーラム」実行委員会
関心のある方はどなたでも参加できます!皆で盛り上げていきましょう!
1月9日(日)14:00~ ひがしまち街角広場(東町近隣センター)
1月15日(土)15:00~ 千里中央「コラボ」第4講座室(土曜サロンのあと)

今年度最後の「土曜サロン」こちら
1月15日(土)13:00~ 千里中央「コラボ」第4講座室
2010年の「まちづくり市民フォーラム」でとりあげた「ニュータウン観光」の可能性を、観光テーマにノリノリの太田博一さんがガイド役になって掘り下げます!12月の「土曜サロン」でとりあげた「ニュータウンの何を伝えたいか?」の続編とも言えますね…
申込不要、無料。フォーラム会員でない方ご参加いただけますので、お誘いあわせのうえどしどしご参加ください!

新しい試みをいろいろやっていますので、いたらない点も多々あると思いますが、皆さんの熱意が「千里の活気」をつくります!積極的なご参加(発言+行動)をお待ちしています。いつまでも楽しくて暮らしやすいニュータウンにしていきましょう!

来年(2012年)はいよいよ千里ニュータウンまちびらき50年…「日本のニュータウン半世紀」の節目です。その歴史は誰でもない、千里に暮らし、関わってきた皆さんがつくってきたのですから…

(奥居武)


Posted by 千里市民フォーラム at 19:25 │その他

2010年10月15日

北千里駅>>北千里公民館の行き方

4回に1回のわりで土曜サロンでも使わせていただく北千里地区公民館。はじめてだと小さな建物で駅から迷いやすいので、動画の道案内をYoutubeにアップしました。





タグ :youtube動画

Posted by 千里市民フォーラム at 01:59 │その他

2010年09月12日

千里文化センター「コラボ」の階数は!

千里市民フォーラムでもたびたび使わせていただいている千里中央の複合施設・千里文化センター「コラボ」ですが、新しい建物なのに階数表示と中の案内がすごくわかりにくく、迷って会合に遅れる方が続出していますので補足の案内写真を出しておきます。



●間違えやすいのは、広場から階段を数段上がった正面入口が「2階」です。
(この下に隠れてるバスおりばが1階なんです。)

つまりこの広場が「中2階」になります。

●9月18日の土曜サロンは、「2階」の「第四講座室」…は、正面を入って左奥にずずずずずーっと進んでください。

この建物の場所は「50階建のタワーマンション」の南側です!

(okkun)



Posted by 千里市民フォーラム at 13:16 │その他

2010年07月25日

ブログのTOPをドレスアップしました。

このブログ、見た目がいささか無愛想でしたので、看板写真を貼ってみました。かつて南センタービルや千里中央センタービルに展示され、多くの人に親しまれてきた千里ニュータウンの建設ジオラマです(1964年頃制作。現在は吹田市立博物館所蔵)。



千里ニュータウンの中のどのあたりの上空か、お住まいの方ならわかりますね…?

このジオラマの思い出などありましたら、コメント欄に書いてください!

(okkun)


Posted by 千里市民フォーラム at 14:36 │その他

2010年06月15日

新代表就任のごあいさつ

2010年度のフォーラム代表をつとめさせていただくことになりました奥居武です。このブログでのご挨拶が遅くなりました!



私は1964年(昭和39年)、東京オリンピックの最中に5歳で藤白台に越してきました。以来ずっと、千里の変化を見てきました。ニュータウン育ちの、ニュータウン二世です。ニュータウンと一緒に成長し、一緒にちょっとくたびれてきたかな?というところです。広告会社に勤めているサラリーマンです。

自分はニュータウン育ちだから、いつかニュータウンのことを何かやるのかな…と思っていましたが、4年前、吹田市立博物館で行われた「千里ニュータウン展」をお手伝いしてから、自分の中のニュータウン魂に火がついてしまいました。それは、この千里で暮らし、千里が大好きな大勢の人たちと知り合ったからだと思います。

周囲を見回しても同級生の大半はニュータウンを出ているし、数年前、高齢化がすごい速さで進んでいるグラフを見て、心底びっくりしましたが、歳をとっても皆が満足して暮らしていける町は、いい町じゃないか!あと必要なのは、もっと歳をとっても満足して死んでいけることと、若い人にこの町のファンを増やして、0歳でも100歳でも平和に暮らせる町にすることです。それではじめて、ニュータウンは一人前の町になるんだと思います。

じゃあ他のニュータウンはどうなっているのだろう?僕は日本全国に39個ある大規模ニュータウンのうち、38個まで行ってみましたが、どこもがんばっています。先日は上海のニュータウンも見てきました。

再来年、千里ニュータウンは「まちびらき50年」の大きな節目を迎えます。それはつまり、「日本のニュータウン50年」の記念すべき通過点です。私たちはいつも、その先頭を歩いています。だから千里ががんばらないと!千里が元気なら、日本のニュータウンは元気になるし、それは中国やアジアに今広がっている海外のニュータウンにも励ましになるでしょう!

千里市民フォーラムは、誰もが、自分と近い関心や問題意識を持っている仲間を探せる、ネットワーキングの場所です。もっと大勢の方に参加していただけるよう、工夫をしていきます。自分たちの町を元気にするのは、誰でもない、私たち自身です。「日本最初のニュータウン・千里」の輝きをつないでいくために、自分たちのできることから何かをやりましょう!この輪に入りたそうな人がいたら、ぜひ、次の集まりにつれてきてください。

私たちは今こそ「ニューの精神」に立ち返り、1962年のニューではなく、2012年のニューに向かって、新たなステップに踏み出しましょう!

奥居武


Posted by 千里市民フォーラム at 00:18 │その他

2010年05月27日

イベント案内 「吹田学生オールスター感謝祭」

北千里駅前で6月6日(日)10:00~18:00に開催される「吹田学生オールスター感謝祭」の
ちらしを掲載しています。興味のある方は、こちらからご覧ください。(pdf)


日時:2010年6月6日(日)
場所:阪急千里線北千里駅前


Posted by 千里市民フォーラム at 09:40 │その他

2009年08月10日

吹田市・豊中市千里ニュータウン連絡会議からのお知らせ

千里市民フォーラムのみなさま

 吹田市・豊中市千里ニュータウン連絡会議(吹田市千里再生室&豊中市千里ニュータウン再生推進課)では、寄贈された資料の整理を手伝ってくださる方を募集しています。

募集人員:10名程度

報 酬:無報酬(交通費も含め、全て無報酬でお願いします。)

募集締切り:平成21年8月31日(月)まで

応募方法:下記まで電話、メール、FAX等で申し込んでください。

 吹田市役所 千里再生室 担当:西本、または奥山
 TEL:06-6384-2816
 FAX:06-6368-9901
 Email:senrisaisei@city.suita.osaka.jp

作業内容:平成22年3月までの間、月1回程度の会合を持ち、資料活用のためのガイドラインを定め、寄贈された資料の保存、活用のためのデータベースやリスト作りを行います。

第1回会合:平成21年9月7日(月)午後7時から、吹田市役所低層棟3階 研修室にて開催します。必ずご参加ください。

なお、参加された方には、平成22年度以降引き続き、吹田市の南千里駅前に整備予定の「千里ニュータウン建設記念館」の活用方法、企画展示等についてアイデアをいただきたいと思っています。

吹田市都市整備部 千里再生室 西本
 吹田市泉町1-3-40
 電話:06-6384-2816 (直通)
 Eメール:senrisaisei@city.suita.osaka.jp


Posted by 千里市民フォーラム at 14:43 │その他

2009年06月01日

2009.5.16 トークカフェ要録

先日、総会後開催したトークカフェ(交流会)の要録を、以下リンク先に収録しました。
興味のある方はダウンロードして下さい。face02

コチラから。(pdf)


Posted by 千里市民フォーラム at 09:17 │その他

2009年04月09日

日本マンション学会2009年度大阪大会のプレシンポジウム

「元気なマンションにするには?」 -管理への関心を増やすために-

日 時:平成21年2009年)4月17日(金)13:30-17:00 (13:00 受付開始)
場 所:吹田市立千里市民センター大ホール
定 員:100名(先着順)
参加費:無料
申込受付:平成21年4月1日(水)~
申込先:吹田市都市整備部建築住宅室住宅政策課
 〒564-8550 吹田市泉町1丁目3番40号
 TEL:06-6384-1928(直通)
 FAX:06-6368-9902
電子メール:jutaksei@city.suita.osaka.jp
詳細は、添付ファイルちらし(pdf)もしくは日本マンション学会HPへ





Posted by 千里市民フォーラム at 17:05 │その他

2003年02月16日

「千里市民フォーラム」立上げ準備会

「千里市民フォーラム」立上げ準備会
日時:2003年2月16日(日) 13:00~16:30
場所:千里公民館



千里市民フォーラム立上げ準備会 -次第-
1.挨拶と経過報告

2.市民フォーラムの活動と運営について
・提案
・意見交換(小グループにわかれて)
・グループの発表
・討議(全体で)

3.今後の活動計画と挨拶

「千里市民フォーラムの活動理念と方針」の提案とそれにもとづく活動イメージ案と運営イメージ案の説明があり、採択されました。


Posted by 千里市民フォーラム at 10:08 │その他

2002年12月21日

「千里市民フォーラム」第1回準備会

「千里市民フォーラム」第1回準備会

 日 時 :2002年12月21日(土)13:30~16:00
 場 所 :千里公民館
 参加者: 市民:42名、行政:吹田市-3名、豊中市-3名



議事抄録

1 あいさつ、自己紹介

2 市民フォーラムのアンケート結果概要報告
・「一般参加者が少なかった」「仕掛人が多すぎて内容が十分聞けなかった」の意見が多かった。
・回答者60人のうち40人がネットワークへの参加を希望。

3 市民ネットワークの組織・活動などについて活発な意見交換をおこなった。
 1.組織名として「千里市民フォーラム」が採用された。
 2.正式発足までの世話人として、5名が選出された。

4 今後の予定
○次回準備会の予定
日時:1月下旬(世話人会で決定し連絡)、テーマ:千里市民フォーラム設立の具体的検討





Posted by 千里市民フォーラム at 10:02 │その他